半導体メーカー
半導体メーカーであるストラタ電子(仮名)では、MESシステムを導入し、製造ラインの工程や品質管理、入出荷管理などを行っています。これまでPC サーバー + 予備機という構成で運用していましたが、さまざまな課題が……。事業にも直接影響を及ぼすハイパフォーマンスなシステムの可用性に不安があるばかりでなく、運用や保守も大変で時間とコストがかかっていたのです。
ストラタスの 2 つのエッジコンピューターを柔軟に連携。24 時間 365 日 “とまらない” 可用性に加えて、 大量のデータを欠損なく収集・処理するパフォーマンスも実現。
ストラタスのサーバーは、製造ラインをとめることができない産業分野のために専用設計されたエッジ・コ ンピューティングです。これらの製品を柔軟に組み合わせることによって、高性能かつ高信頼性システムの 構築と運用管理の負荷低減を同時に実現します。
ストラタスのサーバーを組み合わせて MES システムを構成し、 “とまらない” 可用性とともに最適なパフォーマンスを実現。 運用・保守も手間がかからず、効率化とコスト削減に貢献します。
万が一、障害が発生した場合でも、安全なノードへと自動的に切替。
24 時間 365 日 “とまらない” 製造ラインを支援します。
ストラタ電子の製造ラインは 100台規模の装置によって構成されます。MES システムでは、これら多数の装置を制御するためにセル・コントローラーを介しています。今回の刷新では、MES システムに ztC Edge(ジーティーシー エッジ)、セル・コントローラーに ftServer ( エフティーサーバー ) を採用。無停止型システムとして世界中で多くの採用実績を誇るストラタス製品でシステムを構成することにより、24 時間 365 日“とまらない” 可用性を実現しました。ztC Edge および ftServer は、冗長化された 2台 のノード* で構成されており、それぞれが自律的に相互を監視します。万が一、障害などが発生した場合、自動的に別の安全なノードへと処理を引き継ぎ、人手を介することなく無停止で稼働を継続させます。
故障ノードへの交換も現場で容易に対応でき、熟練のエンジニアは不要。 さらにリモートからシステムを監視し、プロアクティブな保守が可能です。
従来の MES システムは、PC サーバーで運用しており、トラブルが発生した場合、 手動で予備機に切り替えなければならないため、多くの時間と専門エンジニアに よる作業が必要でした。一方、ストラタスのztC EdgeおよびftServerなら、ハードウェアトラブルが発生しても無停止。故障したノードの交換も、システムを止め ずに業務を継続しながら行えます。その作業も専門的な知識は不要。ztC Edge は現場の作業員でも容易にノード交換できるため、エンジニアの人材不足といっ た課題も解決できます。また、リモートからの監視も可能。システムを継続的に 監視することによって重大な問題が発生する前に対応でき、保守の負荷を軽減す るばかりでなく、コストも大幅に削減できます。
リアルタイム処理に必要なハイパフォーマンスサーバーと、 現場運用に最適な小型堅牢エッジサーバーで製造ライン管理の最適化を実現。
今回のシステムでセル・コントローラーに採用した ftServerは、100台規模の装置 のデータ収集が可能な高パフォーマンスなサーバーです。一方、MES システムに 採用した ztC Edge は、コンパクトな性能で、運用も保守も手間いらず。小型で堅 牢な筐体を使用しており、IT エンジニアのいない製造ラインの現場に最適なマシン です。このように充実した製品ラインアップを持つストラタスのソリューションを採用 することにより、無停止の可用性を最適なパフォーマンスで実現できます。半導体 製造装置は、万が一計画外に製造ラインがストップしてしまうと大きな利益損失の発 生につながり、事業に及ぶ影響も甚大となります。ストラタスの製品は、24 時間 365 日とまらない製造ラインを支援することによってお客様のビジネスに貢献してい ます。